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読書感想文〜本紹介〜 『絶海にあらず』2024.01.13 土 02:13

今回紹介する小説はまた同じ作者にはなるんですけど北方謙三作の『絶海にあらず』です。
この小説は主人公が平安時代の人物である藤原純友という人物で有名な筈なんですが、案外知らない人が多いんですよね。
まあ平安時代という時代が安土桃山時代や幕末と比べ、あまり人気がないからってのもあると思うんですけどね。
歴史小説はほぼ史実通りに進むのですが、そこに作者独自のフィクションが入るのでとても読み応えがあり、こうだったら面白いなーっていうのを読んでて思います。
瀬戸内海で水師達と都に対して海運を止めたりするなどして反乱を起こすのですが、この小説を読んでるとこの時代の瀬戸内海ってかなり重要なんだなーと思います。
平安時代の貴族という身分でありながら、その身分にとらわれず何かを変えるため立ち上がる様には憧れがあります。
舞台が瀬戸内海特に今でいう愛媛県が中心になるのでこの仕事で見るような地名が沢山出てくるので最近はそれも気にしながら読んでます。
この作者の歴史小説は結構好きなのでまた紹介することになると思います。
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