読書感想文〜本紹介〜『失楽園』2024.07.31 水 06:02
今回紹介する小説はジョン・ミルトン氏の『失楽園』です。
自分が読んだのは平井正穂氏翻訳の物なのですが、訳注が多く古典の邦訳としてはとても読みやすいと思います。
最初はタイトルに惹かれて読み始めたのですがすぐに読み込んでしまいました。
本書は元は叙事詩なのですが物語調で口語訳で書かれているので詩としてはかなり読みやすいと思います。
内容全体は旧約聖書に基づいたアダムとイヴの話になるという分かりやすく、普遍的なものになります。
その中で悪魔や天使が出てくるのですがこれが人間味があり、とても身近に感じられます。
別に自分はキリスト教徒でもないのですが子供の頃キリスト教の幼稚園に通ってたので少し知識がある分身近に感じました。
洋書を読んでみたい、キリスト教文学を読んでみたい、そんな方にはオススメできる1冊になってます。