読書感想文〜本紹介〜『殺戮に至る病』2024.08.31 土 02:04
今回紹介する小説は我孫子武丸氏のミステリー小説『殺戮に至る病』を紹介したいと思います。
作者の我孫子武丸氏は有名なサウンドノベルゲーム『かまいたちの夜』シナリオライターでもあり、自分もそちらで知って作品を読み始めました。
この作品はミステリー小説の中でも叙述トリックを使った有名な作品で冒頭から猟奇殺人犯が逮捕されるところから始まり、時間を遡って顛末を知っていくという作品になるのですが、犯人と母親、元刑事の3人の視点で物語が進んでいくのですが事実を誤認するような描写があり、最後まで犯人は分かっているのに真相が分からないそんなミステリー小説になっています。
ただ犯人が猟奇殺人犯なのでグロテスクな描写が多く、人を選ぶ小説にはなるのですが、叙述トリックものでは外せない作品であり、読めば忘れられない作品だと思うので是非一度は読んでいただきたいと思います。