山上汽船ブログ
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読書感想文〜本紹介〜『霧隠才蔵』2025.01.31 金 12:05

今回紹介する小説は火坂雅志氏の時代小説『霧隠才蔵』です。

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この小説は有名な真田十勇士の1人、霧隠才蔵が主人公で物語としては霧隠才蔵が徳川の忍びとしてある巻物を探すところから始まるのですが猿飛佐助との出会いから豊臣側へと組み込まれていき、大坂夏の陣後まで描かれています。
時代小説であるので史実とは違った展開になり、他の真田十勇士が描かれた小説とも違う物語が楽しめました。
文体としても読みやすく忍びの技の解説などもあるので不思議と話に引き込まれていきます。
忍び同士の戦いも読んでいて面白く、他にはないものを味わえます。
そして、主人公でもある霧隠才蔵も魅力的であり、裏の忍びとしての姿だけでなく、表の姿として連歌師としての顔もあり、冷淡、非情になりきれない人間味のあふれた人物に惹かれていきます。
ただこの手の小説によくある色事が多いのがちょっと微妙だなって思いました。
この作者の他の小説には大河ドラマにもなった直江兼続が主人公の『天地人』や黒田官兵衛が主人公の『軍師の門』など面白い時代、歴史小説がたくさんあるので是非読んでみてほしいです。
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読書感想文〜本紹介〜『樽』2024.11.30 土 01:42

今回紹介する小説はF・W・クロフツ氏の推理小説『樽』です。

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こちらの小説は推理小説の中でもアリバイ崩しの傑作と呼ばれており、劇的な展開など派手さは無く、地道に地道に真犯人のアリバイを聞き込みなどで崩していく展開になってるので読み終わった時の爽快感はあまり無いと思うのですが、読み進めていくうちにだんだんのめり込んでいくそんな小説だと思います。
内容としては、ロンドンに到着した船荷の樽の中から大量の金貨と女性の死体が発見されるところから始まるのですが、その樽の経路から真相を探ろうとするのですが、舞台がロンドンやパリ、ブリュッセルへと移り変わり、樽が増えたり消えたりするのでわけがわからなくなるのですが、現場を調べ、こつこつ聞き込みをして地道に捜査を進めていくそんな展開に頭がこんがらがるのですが読む方も整理しながら読んでいくと、どんどん話にのめり込んでいき、捜査の一員になったような気分になれます。
自分がこの小説を読むキッカケになったのが鮎川哲也氏の小説『黒いトランク』を読んでこの小説に影響を受けた作品と知ったからなのでそちらを読んでみるのもオススメです。
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