読書感想文〜本紹介〜「乱れからくり」2023.10.31 火 12:00
今回紹介する小説は一風変わって推理小説になります。
推理小説を読むきっかけになった本を紹介します。
その作品が泡坂妻夫氏の『乱れからくり』になります。
少しネタバレも含むのでそこはご了承ください。
まず絡繰ってなんかthe日本って感じで良いですよね。
その絡繰がトリックに使われているのでとても面白く見応えがあります。
ただこの小説はその絡繰が出てくるところまでが長く蘊蓄も多く、しかも最序盤の犠牲者が隕石による事故と荒唐無稽な物事から始まるので中々読み進めるのがしんどいかもしれません。
しかし読み進めていくと色んな絡繰玩具を使った殺人事件が起きていき、色んな伏線が回収され、意外な真実、意外な犯人が明かされていくのでとても読み応えがあり、作品にのめり込んでいく事間違い無いです。
この作者の他の作品だと『11枚のトランプ』や『ヨギーガンジー』シリーズも面白いのでこの作者独特の世界観を味わっていただきたいです。
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