読書感想文〜本紹介〜『ハサミ男』2025.11.30 日 12:00
今回紹介する小説は殊能将之氏の小説『ハサミ男』です。

連続殺人鬼であるハサミ男が次の標的を決めるのですが何故かその標的が自分と同じ手口で先に殺されてしまうというところから始まり、殺人鬼が自分を真似ている殺人鬼を追っていくという不思議な話になっています。
読んでみると同じ場面を複数の人物の視点で描かれている場面があり、面白いなーと思いました。
叙述トリックが良く、一度読むと騙されること間違いなしです。
後半に種明かしがあるのでそれを読んでから振り返っていくとなるほどとなるところが多いので2回目でも楽しめるそんな作品だと思います。
ミステリー小説の中でも比較的分かりやすく読んだことがない人でも読みやすい作品だと思います。
殊能将之氏の他の小説だと『鏡の中は日曜日』や『黒い仏』も面白いので是非読んでみて欲しいです。
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