読書感想文〜本紹介〜『実朝の首』2025.09.30 火 09:05
今回紹介する小説は葉室麟氏の小説『実朝の首』です。
こちらの小説は歴史小説になるのですが、鎌倉幕府第3代将軍の源実朝の首の行方に始まり、暗殺の黒幕や、暗殺を取り巻く人間関係が描かれており、推理小説の1面もあるのでとても楽しく読めました。
一応主人公として実朝の首を持ち逃げした、弥源太という人物がおり、その成長も目を見張るものがあるのですが、その他の人物もとても魅力的に描かれており、鎌倉側では息子を亡くした北条政子だったり、朝廷側では後鳥羽上皇が特に印象的でした。
そして歴史小説なので基本的に史実の流れに沿っているのでとても勉強にもなりました。ここら辺の話って意外と学校の授業とかだとさらっと流されてたような気がするので読んでいてこんな感じになってるんだなあと思い、サクサクと読めました。
この作品は評価とかを見ると2022年にやってた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』と似ているというのも見たのでそちらも見てみたいです。
コメントを残す