読書感想文〜本紹介〜 『アリアドネの声』2025.10.31 金 01:22
今回紹介する小説は井上真偽氏の小説『アリアドネの声』になります。

こちらの小説は巨大地震の発生により地下に取り残された1人の女性を救助する話になっていて、その女性が見えない、聞こえない、話せないという3つの障害を持っている女性で、地震の影響で崩落や浸水が起きており救助隊の侵入が不可能で6時間後には避難経路も断たれてしまう状況で1台のドローンを使って女性を誘導するという話になります。
正直設定盛り盛りすぎてお腹いっぱいになるのですがよく考えられてる話になっていて、健常者側の視点と障害者側の感覚の違いが分かりやすくなるほどなって思える話でした。
この小説にはいい言葉も多くあり、『〈無理〉から〈できそう〉に、〈できそう〉から〈できる〉に』というフレーズから諦めない気持ちの大切さを再認識しました。
そしてドローン視点だとこういうことが難しくて、こういうことはできるんだとドローンを触ったこともないので少しためになりました。
この作品は比較的読みやすくラストの真相もキャッチコピー程のどんでん返しではないが良いので是非読んでみて欲しいです。
 
   
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