読書感想文〜本紹介〜『勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』2024.05.31 金 08:13
今回紹介する小説はweb小説サイトの【小説家になろう】で連載しているいわゆる異世界モノの小説で1番好きな灯台氏の『勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界はでした』を紹介したいと思います。

この作品はかれこれ6〜7年ぐらい追ってる作品でほぼ毎日更新されるのでこれが毎日の数少ない楽しみでもあります。
この作品を簡単に言うと普通の主人公が異世界でいろいろな人に出会い仲良くなるほのぼのとしたラブコメって感じになります
話の中にシリアスな場面はあるのですが主人公が知らない所で起こるので基本主人公の周りは穏やかな雰囲気が広がっているので安心して読むことができます。
主人公以外の登場人物も一癖も二癖もありながらとても魅力的な人物が多く、主要な登場人物は心情が掘り下げられているのでそちらにも感情移入して読むことができるので読んでて良いなと思える作品です。
また書籍版は少しweb上のよりも構成が練られている感じがあり、加筆等によりweb版と書籍版で2度楽しめるのでどちらも読んでみるのをオススメします。
やっぱりweb発の小説はサクッと読めるのが1つの長所だと思います。今では色々なサイトで多種多様な作品が世に出ています。こういった中から自分にあった作品を探すのもとても面白いのでオススメしたいです。
読書感想文〜本紹介〜『檻』2024.02.29 木 05:31
今回紹介する小説は北方謙三氏のハードボイルド小説の『檻』です。

ハードボイルド小説は他の作者で言えば大沢在昌氏の『新宿鮫』シリーズも好きなのですが自分の中では北方謙三氏の作品が1番好きです。
同じ男でもセリフのかっこよさ、そして生き様に憧れるそんな人物の書き方が最高なので何回でも読んでしまいます。
特にこの作品は初期の頃の作品の中でも王道の名作だと思うのでぜひ読んでいただきたいです。
内容としては元ヤクザの主人公が足を洗い、平凡な生活を送っていたのだが、ある事件わきっかけにまたその世界へと戻ることになるという感じの話なのですが、この作品が書かれた時代が昭和の時代なので昭和のアウトローな感じがたまらないですね。
読書感想文〜本紹介〜『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』2024.01.31 水 11:39
今回紹介する小説は夢枕獏氏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』です。

この小説は作者が18年かけて書いた伝奇小説なのでとても読み応えがあります。
物語としては平安時代に真言宗の開祖で有名な弘法大師こと空海が、遣唐使として中国の唐に行くという話になるんですが、舞台の中国の唐の時代風景歴史と皇帝を頂点とする権力構成。過去の皇帝である玄宗と楊貴妃にまつわる秘事などを史実を軸にフィクションを織り交ぜて壮大なスケールで描かれています。他にも仏教の話や妖術の話があり、全4巻と少し長めなのですが1巻1巻に山場があり、とても読み応えがあります。
この作品の空海はどこか同作者の作品の『陰陽師』の安倍晴明に似ており、そちらが好きな方はこちらを読んでも楽しめると思います。
読書感想文〜本紹介〜「乱れからくり」2023.10.31 火 12:00
今回紹介する小説は一風変わって推理小説になります。
推理小説を読むきっかけになった本を紹介します。 (さらに…)